【KOREA WAVE】韓国の慶尚北道金泉市(キョンサンブクド・キムチョンシ)で殺害した人の指紋を悪用して大金を不正に融資させた30代の男性容疑者が逮捕された。
Channel Aの報道によると、容疑者は先月12日に金泉市内のオフィステルに侵入し、面識のない男性を殺害。その後、被害者の指紋をスマートフォンに登録し、消費者金融から6000万ウォン(約660万円)を借り入れた。
また、被害者名義のクレジットカードでタクシー代やコンビニでの支払いをしたとされる。
容疑者は犯行の発覚を遅らせるため、被害者の携帯電話から「家にはいない」「統営(トンヨン)に行っている」などの虚偽のメッセージを送信。また、インターネットでエタノールや雑巾を購入しようとするなど証拠隠滅をうかがわせる行動も確認された。
容疑者は犯行後、3つのモーテルを転々とし、犯行から1週間後に逮捕された。調べに「偶発的な犯行」と供述しているが、警察は事件前にオフィステル周辺を物色していた証拠をつかんでいるという。
異常な犯行態様から、警察は容疑者の精神鑑定を実施したと報じられている。
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