【KOREA WAVE】韓国の主要デリバリーアプリ「配達の民族」「クーパンイーツ」「ヨギヨ」の利用者数が11月時点で合計3533万人を記録し、1年前に比べて8.5%(275万人)増加した。特に、無料配達サービスの導入が利用者増加を後押ししたとみられている。
この1年間で最も大きな成長を遂げたのはクーパンイーツで、11月の月間アクティブユーザー数は879万人に達し、前年同期比77.6%(384万人)増加した。
クーパンイーツはクーパンの会員制サービス「クーパンワウ」の加入者に無料配達を提供する戦略が奏功し、今年初めにヨギヨを抜いて2位に浮上。その後も2位の座を維持し、差を広げている。
業界トップの配達の民族も利用者を増やし、11月のMAUは2165万人となった。これは前年同期比1.7%(35万7868人)の増加だ。ただ、月次では8月をピークに3カ月連続で利用者が減少している。
一方、ヨギヨは利用者離れが深刻で、昨年11月には632万人だったMAUは今年11月には488万人と、前年同期比22.8%(144万人)減少した。無料配達サービスの競争で後れを取り、利用者の流出が続いている。
配達の民族とクーパンイーツが今年導入した無料配達サービスは、利用者増加に大きく寄与した。配達の民族は「ベミンクラブ」の加入者に無料配達または配達料割引を提供しており、クーパンイーツは「クーパンワウ」会員に無料配達を実施している。それぞれのサービス料金は、クーパンワウが月額7890ウォン、ベミンクラブが月額3990ウォン(プロモーション価格1990ウォン)となっている。
業界関係者は「無料配達サービスの普及により、利用者が順調に増加している。さらに2025年には、一部のデリバリーアプリが加盟店との共存案を実施する予定で、これが加盟店数と利用者数の双方を増やす効果を期待している」と述べた。
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