【KOREA WAVE】父親が事実婚の相手にだまされたまま亡くなり、財産を失いかけている――こう訴える息子の相談が韓国のラジオ番組「チョ・インソプ弁護士の相談室」に寄せられた。
相談によると、塗装職人だった父親は、仕事を学びたいと訪ねてきた女性と同居を始め、女性の提案で家を売却してインテリア会社を設立。代表者を女性の名義にした。
だが、この後、父親は体調を崩して高額な治療費が必要になり、女性から見捨てられたという。
父親は「会社は自分の資金で設立した」として財産分割を求める訴訟を起こしたが、審理中に死亡した。その後、女性は訴訟が終了したと主張して、男性に対して「遺産に手を出すな」と通告した。
法律の専門家は、事実婚や財産分割は複雑で、専門家のアドバイスが重要だと強調している。財産分割請求権は当事者が亡くなっても相続人に継承されるため、息子である男性が引き続き訴訟を進め、女性から財産を取り戻すことが可能だと述べた。
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