【KOREA WAVE】韓国国土交通省が、生活必需品や食品配送を目的とする「2024年K-ドローン配送商用化事業」の初年度の取り組みを成功のうちに完了した。
国土交通省によると、参加企業は計2993回の配送を実施し、合計飛行距離は1万635kmに達した。この距離はソウル-釜山(プサン)間の13往復に相当する。
ドローン配送は同省のガイドラインに基づき、ドローン識別装置を搭載した上で指定されたルートを飛行した。安全管理手順を順守し、離陸から着陸まで一度の事故も発生せず、安定した配送システムとして評価された。
同省は成果報告会で、済州(チェジュ)特別自治道と韓国のドローン製造企業「ボロランド」を「2024年度最優秀ドローン配送事業機関」に選定、表彰した。
済州特別自治道は島しょ部への物流アクセス改善の取り組みとドローン離着陸インフラの整備・管理で成果を挙げた。また、ボロランドは自社開発のドローンで登山道やキャンプ場に食料品を配送し、地域商店に新たな販路を提供した点が高く評価された。
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