【KOREA WAVE】YouTubeは来年初めから、AI(人工知能)で生成された有名人の音声や映像コンテンツをプラットフォームが自動的に識別し、簡単に削除できるようにする。
米IT専門メディア「ザ・ヴァージ」によると、YouTubeは17日(現地時間)、米国最大のエンターテインメント・スポーツ選手エージェンシー「クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー」と提携し、AIで生成された有名人の顔や音声コンテンツの識別および削除を進めることを明らかにした。
YouTubeにAI生成コンテンツの動画がアップロードされると、システムが自動的にこれを検出し、報告プロセスを通じてCAAが削除要請することになる。
CAAにはアリアナ・グランデ、サブリナ・カーペンター、トム・クルーズら歌手や俳優、米プロバスケットボールNBAや米プロフットボールNFLのアスリートが所属している。さらにCAAは、AI技術の発展に対応するため、所属アーティストの顔・身体・声などデジタル複製物をスキャンして安全に保存する「CAAボルト」サービスも運営している。
YouTubeのCEOであるニール・モーハン氏は「CAAと協力してAIの潜在力を享受しつつ、デジタル肖像権などを保護する環境を作るために努力する」と強調した。
一方、YouTubeは10月からAI生成コンテンツにその旨を明示する機能を導入している。また、音楽レーベルが所属アーティストの声を模倣した「AIカバー曲」の削除をサポートしている。グーグルはAIカバー曲を識別するための「合成歌識別技術」も開発中だ。
今後、YouTubeはAI生成コンテンツを管理するために、上位クリエイターや主要エージェンシーとのパートナーシップをさらに拡大する。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News