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「国会議員」ではなく「国会要員」?…波紋を呼ぶ韓国前国防相の“迷言”

KOREA WAVE 2025年1月25日 13時0分

Xキャプチャー(c)news1

【KOREA WAVE】韓国のキム・ヨンヒョン(金龍顕)前国防相が昨年12月の「非常戒厳」宣布の際、「議員ではなく要員(軍の兵力)を引きずり出せと言った」と主張したことが波紋を呼んでいる。この発言を契機に、韓国政界では批判と揶揄が相次ぎ、SNSを中心にパロディが爆発的に広がっている。

憲法裁判所で23日開かれたユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領弾劾審判の第4回弁論で、ユン大統領側の代理人が「カク・ジョングン元特殊戦司令官が共に民主党のキム・ビョンジュ議員の誘導に乗ったのではないか。議員ではなく『要員』を排除せよと言ったのではないか」と質問すると、キム・ヨンヒョン氏は「その通りだ」と答えた。

この「議員ではなく要員」という発言に対し、SNSでは風刺が次々と投稿された。議員バッジの「議員」を「要員」に変えた画像や、地下鉄9号線「国会議事堂駅」の駅名を「国会要員堂駅」に変えた写真が拡散された。また、国会議事堂を「国会要事堂」と表現するパロディも登場した。

共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)代表が要員に変身して銃を構える写真や、パク・ジュミン議員が要員になったポスターも投稿された。パク議員は「名刺を本当に変えるべきか」と書き込んだ。パク・ジウォン(朴智元)議員もBBSラジオ番組で「私は国会議員だと思っていたが、国会要員だった」と語った。

与党「国民の力」からも批判の声が出た。ユ・スンミン元議員はSBSラジオで「要員とは一体誰のことか。要員が軍人や警察を指すなら、自らが招き入れておいて『自分たちを引きずり出せ』というのは意味不明だ」と発言した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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