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韓国「人気」気象キャスターの死から5日後…加害同僚が投稿「私は優しく生きているつもり」

KOREA WAVE 2025年2月1日 8時0分

Youtubeキャプチャー(c)news1

【KOREA WAVE】韓国MBCの気象キャスター、オ・ヨアンナが昨年9月、職場でのいじめを苦に自殺したと報じられる中、「加害者」とされる同僚キャスターのSNS投稿に非難の声が高まっている。

一部報道によると、オさんは昨年9月15日未明、スマートフォンのメモ帳に2750字(原稿用紙17枚分)の遺書を残し、自殺した。そこには、同僚キャスター2人からのいじめに関する記述があり、携帯電話には被害者と加害者とみられる人物とのやり取りも残されていた。MBCの気象キャスター5人のうち2人は葬儀にも参列しなかったとされる。

この件に関連し、オさんの知人がSNSで、加害者とされるキャスターの過去の投稿を公開して「ショーをしているのか」と非難した。

投稿はオさんの死の5日後の昨年9月20日。「仕事が終わって車に乗ると涙があふれ出す」「私は優しく生きているつもりだけど、前世で何か大きな過ちを犯したのかな。苦しいと言う気力さえない」とつづっていた。

また、昨年末に起きた済州(チェジュ)航空機事故の際には「ニュースを準備しながら、心がとても痛くて、暗たんたる気持ちになる」と投稿していた。

これを見たオさんの知人は「後輩を死に追いやったのに、その死は悲しくないのか?」「ここまでくるとサイコパスじゃないか?」と怒りをあらわにした。現在、MBCの気象ニュースを配信するYouTubeチャンネル「今日、雨は降る?」には、加害者とされるキャスターの動画に数千件の批判コメントが殺到している。

オさんは生前、MBCの関係者4人に職場での被害を訴えたが、MBCは調査をしなかった。MBCは「担当部署や管理責任者に苦情を伝えた記録はないが、遺族が事実確認を求めれば調査する」としている。

遺族はすでに加害者とされる人物らを相手取り、民事訴訟を提起したとKBSが報じている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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