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「40代インフル死亡」台湾トップスター…夫の出身国・韓国で高まる「予防と早期対応」呼びかけ

KOREA WAVE 2025年2月6日 9時0分

【KOREA WAVE】
徐熙媛=Instagramキャプチャ(c)NEWSIS

韓国のアイドルグループ「CLON」出身の歌手ク・ジュンヨプの妻で、台湾のトップスター、バービー・スー(徐熙媛)さんがインフルエンザによる肺炎の合併症で亡くなったとの報道を受け、韓国の専門家は「若年層では稀ではあるが、インフルエンザによる死亡の可能性は十分にあり、予防と早期対応が重要」と指摘している。

インフルエンザは全数調査が実施されていないため、感染者数を把握することは難しい。しかし、一般に致死率は0.1%未満とされ、高齢者ではない40代では、致死率がさらに低いとされている。

それでも、専門家は「若年層でもインフルエンザによる死亡がないわけではない」と指摘する。

高麗大学予防医学科のチョン・ジェフン教授は「珍しいケースではあるが、決してありえないわけではない」と述べ、「肺炎による死亡はインフルエンザのリスク」と強調した。

インフルエンザは冬季に流行が拡大しやすい。健康保険審査評価院によると、2018~2022年の月別インフルエンザ患者数は、11月に10万人あたり6.5人だったのが、12月には50人へ急増している。1月は44.3人と高水準が続き、2月には8.8人に減少する傾向を示した。

今年は春までインフルエンザの流行が続く見通しだ。韓国疾病管理庁によると、1月12~18日(第3週)のインフルエンザの疑いがある患者の割合(1000人当たり)は57.7人となり、2週前の99.8人、1週前の86.1人からは減少傾向にあるものの、流行基準の8.6人を依然として6倍以上も上回っている。

過去の同時期と比較すると、新型コロナ禍から日常回復が始まった2022年は1.7人、2023年は28.3人、2024年は36.9人、2025年は57.7人と、着実に増加している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News

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