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K-フードの世界的人気…韓国食品業界、2024年の業績に「過去最高」期待

KOREA WAVE 2025年2月6日 11時0分

ソウルのある大型マート(c)news1

【KOREA WAVE】韓国食品業界は「K-フード」の世界的人気を追い風に、2024年の業績が堅調に推移したようだ。

金融情報システム「FnGuide」によると、韓国食品業界のトップ企業「CJ第一製糖」は、2024年の売上高が前年より1.24%増の29兆3835億ウォンに達すると予想される。営業利益は21.03%増の1兆5633億ウォンと、大幅な収益性改善が見込まれている。

大象も、売上高が4兆2272億ウォンで前年比2.91%増、営業利益は32.64%増の1641億ウォンに達する見込み。ロッテ七星飲料は、フィリピン・ペプシの業績が本格的に反映されることで、売上高が前年より25.86%増の4兆585億ウォンに伸びると予測されている。

食品業界の「3兆ウォンクラブ」に新たにプルムウォンとオリオンが加わる。プルムウォンは3兆2007億ウォン、オリオンは3兆1003億ウォンの売り上げを見込む。

これにより、東遠F&B(4兆4511億ウォン)、ロッテウェルフード(4兆687億ウォン)、オットゥギ(3兆5029億ウォン)、農心(3兆467億ウォン)、SPCサンリップ(3兆4401億ウォン)、CJフレッシュウェイ(3兆2188億ウォン)などを含め、売上高3兆ウォン以上の企業は合計11社に増加しそうだ。

韓国の食品業界で特に目覚ましい成長を遂げているのは三養食品だ。代表的な「ブルダック炒め麺」シリーズの人気に支えられ、営業利益は前年比131.7%増の3418億ウォンに達する見込みだ。

また、ハイト眞露は、昨年の営業利益が2209億ウォンとなり、前年比78.3%の大幅増加を記録した。ビングレと毎日乳業も、それぞれ1273億ウォン(前年比13.39%増)、722億ウォン(前年比19.02%増)と、2桁成長を遂げると予想されている。

一方、赤字続きの南陽乳業は、2023年の赤字868億ウォンから、724億ウォン(約83億円)へと赤字幅を144億ウォン縮小すると見込まれている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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