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「監視・暴力」屈辱の結婚生活、そして出産直後、息子奪われ…25年探し続ける韓国女性の信念

KOREA WAVE 2025年2月9日 18時0分

韓国のテレビ番組「探偵たちの営業秘密」(c)news1

【KOREA WAVE】結婚後、夫の家族からの執ような干渉を受け、離婚させられた女性が3日に放送された韓国チャンネルA「探偵たちの営業秘密」に出演し、出産直後に息子を奪われ、名前も顔も知らないまま25年間探し続けているエピソードを明かした。

女性は幼くして両親を失い、縫製工場や食堂で働く苦しい生活を送っていた。見合いで男性を紹介され、「これを逃したら家庭を持てない」との思いで結婚した。わずか3回しか顔合わせはしなかった。

だが、結婚生活は地獄だった。生活は義父母の監視下に置かれ、「まるで物のように扱われている気がした」という。「新婚初夜には姑と小姑が壁に耳をつけて様子をうかがい、屈辱的だった」と明かした。

ところが、夫の家族は女性が妊娠すると浮気を疑い、暴力を振るって中絶を迫った。逃げ出したが連れ戻され、最終的に妊娠9カ月の時に離婚を強要された。さらに出産直後に息子が連れ去られ、病院には産後の世話代3万ウォン(約3300円)だけが残されていた。

女性は息子を求めて元夫の実家や仲人を訪ねたが、行方はようとして知れなかったという。最近、健康状態が悪化し、「せめて一目でも息子に会いたい」と番組に助けを求めた。

番組の調査チームは、元夫の職歴を手掛かりに聞き込みを進め、▽彼が現在も港で働いている▽再婚と離婚を経験していた――ことを突き止めた。また、彼の長男が女性の息子と年齢が一致する可能性があるとの情報を得た。調査は今も続いているという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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