百貨店の店員を名乗る男からのうその電話を発端に、下関市の80代の女性がキャッシュカードをだまし取られ、口座から現金100万円を引き出される被害にあいました。
長府警察署によりますと、7日午前10時過ぎ、下関市に住む80代の女性の家に百貨店の店員を名乗る男から「女性が店に来て、あなたのクレジットカードを使おうとした」などと電話がありました。
その後、立て続けに、下関警察署の警察官や全国銀行協会職員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードは止めた」、「今は使えない」などと電話があったということです。
女性は、およそ3時間後に家を訪れた全国銀行協会職員を名乗る男の求めに応じキャッシュカードを封筒に入れ渡すと隙を見て中身をすり替えられ、キャッシュカード1枚を騙し取られたということです。
その後、キャッシュカードからは合わせて100万円が下関市内の金融機関や大阪市内のコンビニのATMで引き出されたということです。
警察では「キャッシュカードを預かる」「暗証番号を教えてほしい」などといった電話は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。
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