使用済み核燃料の中間貯蔵施設の問題。上関町議会では12日、一般質問が行われました。
この計画をめぐっては周辺自治体から懸念の声が上がっていますが西町長は「周辺自治体には誠意をもって対応していく」などと述べています。
上関町議会の一般質問。12日は、中間貯蔵施設の建設計画に反対する3人の議員から計画に関連した質問が出されました。
山戸孝議員「1市3町首長からは強い不信感が示されているインフラ関係をはじめとして本町は様々な事業について周辺市町と広域で連携している今後もしていかなければなりませんその今後の連携に影響が出るのではないか」
この計画をめぐっては、上関町周辺1市3町の市長・町長から「住民から不安・不信の声があがっている」といった意見が出されています。
西町長「広域での連携事業はこれまでどおり行われており影響があったとの報告は受けておりませんし、私自身も影響があったとは感じてはございません」「中間貯蔵施設の調査検討は影響することがないよう誠意をもって対応したい」
また西町長は、使用済み核燃料は「ゴミではなく資源」だとし、建設に同意するかどうか最終的な判断にあたっては住民投票は実施する考えはないとしています。
西町長「使用済み核燃料を核のごみと言われますがこれはやはり資源であって」「わたしは資源と思っております」「議会は地方公共団体の具体的政策を最終決定する使命をもっているこういうことになっておりますので」「4年ごとに色んな事業が出る中でそれぞれその度そのたびそういう形で判断しなくてはならないのか」
上関町議会は13日が最終日で補正予算案の採決が行われます。
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