きょう12日(火)の山口県は、昨夜にまとまった雨を降らせた低気圧は東に去ったものの、低気圧の後ろ側に回り込む湿った海からの風が流れ込み、なかなか天気の回復が進まず、日本海側中心に度々気まぐれなにわか雨がありました。
ただ、これからは次第に大陸から張り出す高気圧に覆われてくることで天気は持ち直していく見込みです。
今夜のうちは、まだ雲が多く、所々にわか雨も残りそうですが、あす13日(水)は朝から晩まで太陽が主役の空。日ざし十分の、洗濯日和になりそうです。
午後ほど快晴の時間も多く、お洗濯のほか、お布団干しにも最適な一日となります。
気温は、きょう12日(火)よりは低めの数字ですが、この時期にしては高めではあり、風も落ち着いてくるため、日中は日ざしの温もりが感じられる、師走にしては心地よい陽気になる、と見込んでいます。
しかし今週は、あす13日(水)が、朝から晩まで安定した晴天が続く、唯一の日となります。
木曜日は、次第に西から近づく前線の影響で日中は雲が増え、夕方頃から天気が崩れ始める予想。
その後、金~土曜日にかけて低気圧や前線の通過により、曇りや雨のぐずつく天気が続きそうです。
ここでは、低気圧が南からの暖かな空気を引き込むため、天気がぐずついても気温は高めですが…
低気圧が東に抜けた後、日曜日にかけては今度は等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置が一気に強まり、市街地でも雪が舞う天気と、気温急降下で非常に厳しい寒さにもなっていきそうです。
さらに、この寒波は週末で終わらず、来週も中頃中心に再び雪や路面凍結などが心配な、寒波第2波の兆しも見えてきています。
一気に本気モードとなる冬将軍の襲来を前に、あすのシッカリ晴れる天気のチャンスは、雪、凍結、凍える寒さへの備えを、入念に進めておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)