昨夜、県内に流れ込んでいた雨雲は、今朝には日本海へと北上し、現在、県内の雨は小康状態となっています。
きょう15日(金)は、低気圧や前線が県内の北を進むことで、昼過ぎにかけては、にわか雨は心配ではあるものの、全般には雨は小康状態。
しかし夕方から夜にかけては、前線が南に下がってくるとともに、再びシッカリした雨となり、降水確率も午後は高くなります。
外出時は雨傘の用意は忘れないようにしましょう。
また、低気圧が暖かな南の空気を引き込むことで、最高気温が20度以上となる所が続々出てくる見込みで、師走とは思えない異様な暖かさとなります。
場所によっては、12月の観測史上最高気温の記録更新もあるかもしれません。
かなり生ぬるい空気に包まれる一日で、昼間は羽織る上着なども必要なさそうです。
天気をぐずつかせる低気圧や前線が東に抜けた後、今週末は、だんだんと西高東低、等圧線が縦縞模様の冬型の気圧配置に変わることで、北に退いていた寒気が一気に南に引きずり込まれていき、日曜日には、寒気予想図で「青色」で示される、平地で雪となる目安の強い寒気が、県内にどっと流れ込む予想です。
週末は急激に気温が下がって、日曜日は最高気温でも5度以下に止まる所が多くなる、天然の冷蔵庫のような、真冬の凍える寒さとなってきそうです。
また、日曜日は山間部を中心に雪が積もる所もあり、山口市内などの市街地でも度々雪が舞う天気になる、とみています。
急激すぎる気温変化で体調を崩すことのないよう、十分気をつけて、健康管理には細心の注意を払うとともに、週末の車の運転などは冬用タイヤ装着など、万全の冬支度を進めておきましょう。
週明けはいったん冬型は少し緩むものの、来週の水~木曜日は雪だるまマーク…今度は山口市内などの市街地も雪が積もる可能性が高い、強烈な寒波がやってくる見込みです。
◆KRY独自予報では、「雪の結晶」マークは降雪ありでも積もる可能性は低め、「雪だるま」マークでは積雪の可能性高め、という意味でマークを使い分けて、細かく雪の見解をお伝えしています。
立て続けに襲来する冬将軍…クリスマスや年の瀬を前に体調を崩すことのないように、そして交通安全などもシッカリ心がけて過ごしていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
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