ことし4月に91歳で亡くなった岩国市の名誉市民、澄川喜一さんを追悼する作品展が市内で開かれています。
島根県出身の澄川喜一さんは現在の岩国工業高校を卒業。
錦帯橋を創作の原点とし、数々の彫刻を生み出したほか、東京スカイツリーのデザイン監修も務めました。
2020年には文化勲章を受章し、ことし4月、91歳で亡くなりました。
澄川さんを追悼する作品展がシンフォニア岩国で始まり、初日の16日はギャラリートークも行われました。
(山口県立美術館・斎藤郁夫学芸参与)
「木材が持っている自然のなだらかさをそのまま活かす、『反り』の線を強調して空間にすーっと線を引くような作品をつくる」
会場には澄川さんの代表作である「そりのあるかたち」シリーズなど県立美術館が所蔵する彫刻5点が展示されています。
会期は12月22日までで、入場は無料となっています。
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