大学3年生、4年生を対象とした小学校教諭の採用試験の一部を先行して受験できるテストが17日行われました。
事前テストは、文部科学省の新たな事業で、教育法規や生徒指導、人権教育といった「教職専門」と呼ばれる試験の問題が全国共通で出題されます。
山口県での受験対象は小学校の教員免許を持ち、山口県の公立学校教員を第1志望とする大学3年生と4年生で、82人が受験しました。
合格した場合は来年、実施される教員採用試験で「教職専門」が免除。
不合格の場合でも採用試験の際に再度、受験することができます。
文部科学省は、採用試験の際の負担を和らげることなどによって教員を志す人材の確保に繋げたい考えです。
山口県における小学校の教員採用試験の倍率は2000年には15倍を超えていましたが、去年1.8倍に。
ことしは1.6倍と過去最低を記録していて、教員の確保は喫緊の課題となっています。
事前テストの結果は来年1月18日に県教育委員会のホームページで発表されます。
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