長門市に住む70代の女性は210万円を、山口市に住む60代の女性は市役所の職員を騙った“うそ電話”を発端におよそ420万円を騙し取られました。
警察によりますと、このうち山口市に住む60代の女性の自宅には今月15日、『山口市役所介護保険課』を名乗る男から「介護保険料を払い過ぎているので。返納する手続きをして欲しい」などと電話がありました。
その後、『銀行のサポートコールセンター』を名乗る男からも電話があり、「ATMで還付金を受け取る手続きができる」などと言われたということです。
女性は指示されるまま金融機関などに設置されたATMを操作。
相手の口座に10回にわたり、あわせて420万円ほどを振り込み、騙し取られました。
また、18日は長門市に住む70代の女性が老人ホームの推薦枠をうたう“うそ電話”を発端に、現金210万円を騙し取られていたことも発覚しています。
警察は「“還付金”や“払い戻し”がある」といった電話のほか、施設入居に関する話を発端に現金を要求する電話は『詐欺の手口』として注意を呼びかけています。