公共工事の情報を業者に提供した見返りにプロ野球観戦チケットなどの受け渡しがあったとして収賄に罪に問われている防府市の元職員に対し山口地裁は21日、懲役1年2ヶ月・執行猶予3年と追徴金10万4128円の有罪判決を言い渡しました。
また贈賄側の土木工事会社の元社長に対しは懲役10ヶ月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しています。
判決によりますと元職員は、上下水道局の発注工事に関する資材の単価情報を土木工事会社の元社長に提供、その見返りとして元社長は元職員に対しおととし9月からことし5月までの間、11回にわたりプロ野球の観戦チケットなど合わせて10万円相当を渡しました。
検察側の求刑は、元職員が懲役1年2ヶ月と約10万円の追徴金、土木会社の元社長が懲役10ヶ月でした。