いわゆる体力テストで、県内の小・中学生の体力合計点は昨年度を上回り、特に、中学2年男子は調査開始以来、初めて全国平均を上回りました。
体力・運動能力調査は、全国の小学5年と中学2年を対象に、握力や立ち幅とび、50m走など8種目の実技で行われています。
体力の総合的な指標となる「体力合計点」に関して、県内の中学2年の男女は全国平均を長らく下回っていましたが、今年度は上回りました。
特に、中学2年の男子は、2008年の調査開始以来、過去最高値となり、初めて全国平均を上回りました。
小学5年の男女は全国平均を下回っていますが、昨年度に比べるとその差は縮まっています。
その理由について、県教育委員会は、学校の体育でことし2月から取り入れている柔軟性向上メニューなどの効果ではないかとしています。
また、調査では、日常の習慣についてもアンケートをとっていて、テレビやスマートフォン、ゲームなどを1日3時間以上見ると答えたのは、中学2年の男女がともにおよそ44%。
小学5年男子が43%、小学5年女子が37%となっていて、いずれの学年も前年度を上回っています。
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