トラフグの取り扱い量日本一を誇る下関市の南風泊市場で新春恒例のフグの初競りが行われました。
下関市の南風泊市場にはけさ(4日)、萩市沖や瀬戸内海などで獲れた天然のトラフグ4.9トンと養殖もの10トンが競りにかけられました。
午前3時20分すぎ、威勢の良い掛け声とともに競りが始まりました。
競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れ指の握り方で値段を決める伝統の「袋競り」で今年の初値が決まっていきます。
ことしの初競りはクリスマス前の寒波で海水温が下がりフグが南下したことなどから漁獲量が去年のおよそ2倍となったということです。
天然のトラフグの最高値はキロ当たり1万6千円と去年より千円高く取引されました。
(下関唐戸魚市場 郷田祐一郎社長)
「12月に入ってかなりフグの方が肥えてきまして非常に美味しいフグが獲れていますので南風泊から全国にお届けしますのでしっかり食べて頂きたい」
競り落とされたトラフグは東京や大阪など全国に出荷されました。
この記事の動画はこちらから再生できます