山口市の山口情報芸術センター「YCAM」で7日、映画「ふたりの桃源郷」の佐々木聰監督などによるトークイベントが行われました。
トークイベントは、「YCAM」の開館20周年を記念して行われました。
山口放送の社員でドキュメンタリー映画「ふたりの桃源郷」の佐々木聰監督と、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」の信友直子監督の対談形式で行われた催し。
それぞれの作品では認知症を患う親とその子どもが描かれています。
ふたりは認知症の親の介護について触れ、介護の大変さと共に、その大切さを伝えていました。
(信友直子監督)
「介護は親が命がけでしてくれる最後の子育てだと思うんですよと言われたことがある。ほんとに全身全霊で、親は私に、どうやって人は弱っていくのか、旅立っていくのかを見せてくれた」
(佐々木聰監督)
「親も含め人生の先輩たちの言葉、姿というのは、生きているってこういうことなのかな、ずっとこうなのかな、そうでありたいなと思います」
「YCAM」では映画「ふたりの桃源郷」が1月14日まで上映されます。
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