中国電力の中川社長は12日、新年のあいさつで上関町役場を訪れました。去年8月に使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設計画が浮上して以降、西町長と初めての面会となりました。
中国電力の中川賢剛社長や芦谷茂会長ら6人が12日、上関町役場を訪れ、西哲夫町長とおよそ30分、非公開で面会を行いました。
中川社長は去年7月、社長就任あいさつで西町長と面会していますが、中間貯蔵施設建設計画が浮上した去年8月以降では初めてとなります。
中間貯蔵施設建設に向けたボーリング調査については、準備段階の普通林の伐採が今月21日から可能となります。
面会の中では中間貯蔵施設の立地可能性調査についての話しもあったと言うことです。
(中川社長)
「現時点、具体的なスケジュールはあるわけではありませんが準備整い次第、伐採作業も始めたい。まずは調査を安全に進め、しっかりとした計画をまず立地の可能性も含めて検討してお示ししていきたい」
西町長は安全な作業を中国電力側に要望したということです。
(西哲夫町長)
「中間貯蔵説について調査に、ことしは入れるでしょうから調査するにあたって安全な作業と適切にしっかりした調査をしてくださいと」
中川社長は上関町役場をあとにしたのち、県東部の自治体の首長などのもとも訪れたということです。
知事については去年11月に面会していることを踏まえ、今のところ訪問する予定はないとしています。