「犯罪の実行者を募集する行為」=いわゆる「闇バイト」。山口県警はことし、闇バイトからの関与が多いうそ電話詐欺の捜査強化のため、係を新設するなどして取り締まりを強化していくと発表しました。
去年、全国的に相次いだ闇バイトをきっかけとした犯罪。山口県内でも、おととし11月に岩国市内で起きた強盗未遂事件や去年、1億円以上の被害が出たうそ電話詐欺など、身近なものになっています。
会見を開いた県警はことし、闇バイトの取り締まりをさらに強化していく方針を示し、現在、スマートフォンを解析可能な資機材の導入を検討しているほか、来年度は闇バイトからの関与が多いうそ電話詐欺の捜査を強化する係を新設する予定と言うことです。
(県警・組織犯罪対策課 繁本政志 特殊詐欺対策室長)
「闇バイトは単なるバイトではない。犯罪の実行者を募集する行為です」
県警によりますと、去年県内で検挙したうそ電話詐欺の実行犯のうち、およそ4割が、「闇バイト」をきっかけに犯罪に関与していたということです。
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