萩市の春の風物誌・シロウオ漁の豊作を願い、漁師たちが16日から産卵場づくりをはじめました。産卵場づくりは萩市の松本川ではじまり、萩白魚組合の漁師らが参加しました。
シロウオは、全長5センチほどの透明なハゼ科の魚です。
松本川では、最も多かった1976年には年間3800キロのシロウオがとれていましたが、海の環境変化の影響もあり、去年の漁獲量は、ピーク時のおよそ40分の1程度まで落ち込んでいます。
シロウオは川の石の裏に産卵するため、漁師らは豊作を祈りながら、川に石を投げ入れて産卵場をつくていきました。
ことしは、去年実施した産卵調査の結果を踏まえて、投石の範囲を例年よりも広げたということです。
(萩白魚組合 山村信夫 副組合長)
「どんどん漁獲量が増えていっぱいとれたら皆さんの口に入りやすくなるので、がんばってとります」
産卵場づくりは、16日から3日間の予定で、シロウオ漁は、2月中旬から4月上旬ごろに行われます。