下関市と長門市、美祢市は、大雨による大規模な災害を想定した図上訓練を合同で行いました。
訓練に先立ち、今月1日に発生した能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げました。
訓練には、下関市と長門市、美祢市のほか自衛隊や海上保安部など15の機関が参加し、去年6月から7月にかけて県内に甚大な被害をもたらした豪雨災害の教訓を踏まえ、大規模な風水害が発生した想定で行われました。
(下関市豊北対策本部)
「粟野地区の住民1世帯27名、豊北病院に入院している市民5名を長門市の避難所に受け入れてほしいという通報が入っています」
(長門市)
「さきほどの粟野の32名の避難の関係ですが受け入れ可能です」
被害の状況は、現場と災害対策本部をつなぐ連絡システムを通してチャットや写真などで報告されます。
共有された情報をもとに、人員の配置や応援要請などの対応を決めていきました。
(下関市・前田晋太郎市長)
「能登半島地震や去年の下関の水害を踏まえてこれまでにない緊張感のある内容にしなくてはいけないと思っていたが、非常に充実したものになった」
下関市では、「阪神・淡路大震災」をきっかけにこの訓練を始めていて、その後、長門市と美祢市も加わり合同で続けています。
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