岩国市は18日、マイナンバーカード交付における不適切な事務処理により、市民1人がマイナポイントを受け取れなくなる事案が発生したと発表しました。市は、マイナポイント相当額2万円を賠償する方針です。
市によると、市内に住む女性1人が去年2月28日にマイナンバーカードの交付を申請。女性は去年5月、交付手続きのため市民課窓口を訪れましたが、カードの磁気不良が見つかったため、市は再交付手続きを行うと説明しました。
しかし、市職員はこの再交付手続きを失念。「交付通知書が届かない」との女性から申し出でミスが発覚し、市は至急手続きを行い、去年11月にカードは交付されました。
マイナポイントの申請締め切りは去年9月30日だったことから、市は「適切な事務処理が行われていればポイントを受け取ることが可能だった」とし、女性にポイント相当額にあたる現金2万円を賠償する方針です。
岩国市はマイナンバーカードの再交付に関する担当者を配置するなど、再発防止に取り組むとしています。