連合山口は春闘でバブル崩壊後としては最高水準となる5%以上の賃金底上げを求めていく方針を示しました。
連合山口は山口市で会見を開き、まもなく始まる春季生活闘争=春闘で2%の定期昇給分と3%以上の賃上げ分をあわせ「5%以上」の底上げを求めていく方針を発表しました。
連合山口に加盟する組合の平均賃金などから算出すると1万5000円以上を求めることになります。
(伊藤正則会長)
「賃金水準の停滞こそが日本経済の長期低迷と様々な格差につながる構造的課題の大きな要因の1つ」
「経済と社会を新たなステージへ と変えていく転換とする春闘」
連合山口の伊藤会長は「適正な価格転嫁で物価が上昇しても賃金が上がれば誰も文句はない」と話し、底上げ5%は最低ラインとしました。
なお、去年の春闘では、目標「5%程度」に対し実際には3.46%、妥結額は平均1万139円だったということです。
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