山口市の神社には戦時中に奉納された写真が1万4000枚残っています。
その返還活動に協力している防府商工高校の生徒が新たなWEBサイトを作ることを発表しました。
防府商工の生徒「私たちは三坂神社の取り組みについて若い人達に戦争のことを伝える大切な機会をいただいていると考えています」
防府商工では毎年、三坂神社の奉納写真の返還に協力していて19日は生徒たちが1年間の活動を発表しました。
今年度の新たな取り組みとして山口県の地域別のマップを作っていることが報告されました。
「山口県待ち人マップ」と題したサイトは現段階で未完成ですがぞれぞれ地域別に奉納された写真が確認できる仕組みとなります。
生徒
「実際に奉納写真を手に取ってスキャンしているうちに本当にあったことなんだなと家族の方とか本人がどんな思いでこの写真を奉納したのかを考えられたのでよかった」
「三坂神社とはどういう神社なのかとか返還をしていく上で返還した人の気持ちを知ることができてこの活動をしてよかったと感じています」
三坂神社氏子 石丸祐司さん「これが完成したらすごい(返還活動の)助けになる。ことしとにかく頑張ってたくさん返せるようにしたい」
新たなWEBサイトは新年度に後輩が引き継ぎ完成を目指すということです。
この記事の動画はこちらから再生できます