中国電力では初となる営農型太陽光発電所が山口市阿知須で運転が始まりました。
営農型太陽光発電所は、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、農作物も栽培するシステムを意味します。山口市阿知須の営農型太陽光発電所では運転開始を祝う式典が行われました。
この発電所は、敷地面積およそ1000㎡の耕作放棄地に設立され、高さおよそ2メートルの位置に太陽光パネル170枚が設置されています。出力は、93,5キロワットで、下松市の東洋鋼鈑下松事業所に電力供給が始まりました。
中国電力ではこうした発電所を2030年度までに中国地方全域で700基、合わせて6.4万キロワット分を設置していく予定で、CO2削減などに繋げたいとしています。
(中国電力販売事業部脱炭素ソリューション推進室長 前原利彦室長)
「法人のお客様もカーボンニュートラルへの取り組みが、加速している。そういったニーズにしっかり応えていきたい」
(東洋鋼鈑 荒瀬真常務)
「みんなに広まっていけば、ほんとのカーボンニュートラルにつながると思いますし、そこを我々としてはりーどしていければと思っている」
この農地では、日陰でも育つ榊が栽培されます。
現在国内で流通する榊のほとんどは輸入品で、この取り組みで、国産榊の供給にも貢献したいとしています。
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