きょう30日(火)の山口県内は、午前は日ざし十分の所が多くなりましたが、午後は東シナ海方面からの雲が流れ込み始め、日ざしが途切れがちの空となってきました。
東シナ海には前線が発生し始めており、この前線が次第に西日本に伸びてくることで、天気は下り坂です。
1月最終日…31日(水)の県内は、朝の通勤通学の時間帯の頃には広く弱い雨が降りやすくなりそうです。
その後、昼頃から、いったん雨が小康状態の時間もありますが、夕方~夜も再び弱い雨雲がかかりやすくなる、とみられます。
昼間は雨が小康状態の時間も多いため、外出時の雨具は折りたたみ傘程度でしのげそうです。
また、スッキリしない天気でも気温は高めで、朝から各地でプラスの気温で、昼間は13~14度くらいまで上がる所が多い見込みです。
2月のスタートとなる木曜日は、前線本体のまとまった雨雲が流れ込みやすくなり、今度は大きめの雨傘が手放せない本降りの雨の一日になる、とみています。
風も少々強く吹いて、雨が斜めから降り込むこともあるでしょう。
金曜日は、前線がやや南に離れることで、少し天気が持ち直す時間がありそうですが、週末は再び前線が北上し始め、来週初めにかけて前線上に低気圧も発生する予想で、日~月曜日で再び、雨の量が少々まとまってきそうです。
例年は、大体2月終わりか3月頃に、冬と春の季節の境目で前線が伸びて、「菜種梅雨」と呼ばれるぐずつく天気が長引く時期がありますが、暖冬傾向が続く今年は、その菜種梅雨が早くもやってくる、という雰囲気です。
1月から2月の月またぎは、今年は例年よりひと月くらい早い、冬~春の「季節またぎ」の様相で、気温は引き続き、平年より高めで経過しそうです。
ただし、天気のぐずつき具合や風の吹き方により、実際の気温よりは体感的にヒンヤリ感じることは度々あるとみられますので、日々、健康管理には十分気をつけて過ごしましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)