山口選挙区選出の北村経夫参議院議員は安倍派の政治資金パーティーのチケット販売のノルマを超えて受け取っていた額が合計118万円あったことを31日、文書で明らかにしました。
そのうち98万円については政治資金収支報告書の収入項目名を修正するとしています。
山口選挙区選出で安倍派の北村経夫参議院議員はこれまで「政治資金収支報告書にはすべて記載していて問題なかった」とする一方でキックバックの有無については明言を避けていました。
きょう発表した文書では安倍派の政治資金パーティーのチケット販売のノルマ超過額は2018年に8万円、2019年に12万円、2020年に38万円、2022年に60万円と計118万円あったことを明かしています。
いずれも収支報告書に記載しているということです。
その超過分は全額、自身が代表を務める政治団体主催の勉強会開催費に振り替えていたとしています。
ただ、2020年分と2022年分の計98万円については政治資金収支報告書の収入項目を「会費収入」としていてこのたび「寄付収入」に修正するとしました。
北村議員はこれらのキックバックについて個人所得や裏金には該当しないとしていますが「国会審議に支障をきたすことがないように」と参議院外交防衛委員長を今月、辞任しました。