折れたり曲がったりした針に感謝し裁縫の上達を願う「針供養」が下関市の高等専修学校で行われました。
下関市の立修館高等専修学校で行われた針供養には、高等科のファッション専攻やきもの専攻の生徒などおよそ120人が出席しました。
供養では、生徒の代表が針への感謝をテーマに詠んだ俳句を披露しました。
「感謝すれば ものにも心思い届く」
針供養は、曲がったり折れたりした針に感謝するとともに、裁縫の上達を願う行事です。
豆腐やこんにゃくに刺すのは、今まで硬い布地を縫い続けてくれた針に最後は柔らかいところで休んでくださいという意味が込められているとされています。
「まち針とかよく使うがよく折れるのでいつもありがとうと思ってさしました」「豆腐に針を刺すこと自体初めてだったがいつもありがとう見たいな感じさしました」
新型コロナの影響でこの学校で針供養が行われたのは、4年振りです。
生徒が豆腐に刺した針は、学校内の針塚におさめられました。
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