きょう6日(火)の山口県は、北寄りの風に乗って度々細かい雨雲が流れ込んで、気まぐれなにわか雨がある「時雨模様」の天気となりました。
にわか雨は日本海側が中心ではあったものの、午後は瀬戸内側にも雨雲が流れ込む時間も…一方で晴れ間が出たりにわか雨があったり、の「天気雨」になった所では、「虹」が現れた、という報告も届いています。
日本付近は緩いながら等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置。特に大陸の高気圧の張り出しで大陸の冷たい空気、寒気が日本付近に押し出される形の「押しの冬型」という状況になっています。
この形の冬型は、寒気の流れ込み方は緩やかですが、長く居座りやすい、という特徴があります。
このため、あす7日(水)もきょう6日(火)と同じような空模様で、居座る寒気に伴う雲が目立ち、時折、にわか雨、山間部ほど、雪がちらつく所もある見込みです。
また、最高気温で10度に届くかどうか微妙な、2月らしい寒さが続きます。
寒さや気まぐれな空模様には気をつけつつ、空の芸術作品「虹」が出現するかどうか、にも期待を寄せたいところです。
さて、寒さが続く中でも、そろそろ本格的な花粉シーズンも意識していきたい時期となっています。
今年は暖冬傾向の影響もあり、フライング的に飛散した花粉で、県内の花粉飛散開始日は過去最速の1月18日となりましたが、その後、寒い日が続いてしばらく花粉の飛散が抑えられる状況が続いています。
一方、スギ花粉は1月1日からの日々の最高気温の積算が大体350度から400度に達する頃に本格飛散が始まる、という目安があり、この目安には、すでに達している状況。
つまり、これから少し寒さが緩むと、一気に本格飛散が始まってくる雰囲気でもあるのです。
この先、今週のうちはまだ微妙に寒さの残る日々ですが、来週は最高気温が15度以上の春の暖かさになっていく見通しのため、来週には、スギ花粉の飛散量が一気に増えてくるかもしれません。
徐々に花粉対策にも本腰を入れていきましょう。
県内は、今週のうちは晴れ間が多くなってきても空気は冷たいままの状態が続きそうです。
週末からの3連休は、真ん中の日曜日は気圧の谷の通過で、やや不安定な空模様となる可能性があります。
そして連休明けから暖かさが増し、最高気温15度以上の日も。一方で、来週もややシッカリ天気が崩れるタイミングがありそうです。
暖かくなると、スギ花粉の飛散が本格化してくる、とみられます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)