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若者の定着や海外展開…山口と広島の知事が意見交換

KRY山口放送 2024年2月6日 19時43分

若者の県外流出は山口だけでなく、お隣の広島県でも深刻化しています。

共通する地域課題について意見交換する山口と広島の知事会議がきょう、岩国市で行われました。

海外展開の牽引役ともいわれる日本酒・獺祭。

広島県の湯﨑英彦知事と村岡知事は岩国市周東町にある旭酒造の本社工場を見学しました。

旭酒造では杜氏の腕と勘に頼るのではなく、各工程で科学的データを細かく取り、高品質の日本酒を製造しています。

製造部入社の大卒初任給を30万円に引上げたほか去年、ニューヨークに酒蔵をオープンさせるなど新たな取り組みを次々に展開しています。

(櫻井一宏社長)

「(日本酒が)国際化しないし広がっていかないまだまだこの先マーケットを作っていくためには若い人?若い社長?を行かさなければならない」

両知事は若者の定着、海外展開などについて意見交換しました。

(湯﨑知事)

「広島も総務省の発表で3年連続転出ワースト1というレッテルを貼られた」

去年の転出超過は山口では3700人でしたが広島では1万1400人と3年連続全国ワースト1位となっています。

湯﨑知事は「個々の施策はうまくいっているが、それでも流出はとまらない」と話し、新年度、市場の調査・分析を進め対策を再構築したいとしました。

一方の村岡知事。

(村岡知事)

「生活面では今後、若者に対して暮らしやすさなどの東京都との都市部との比較による山口県の優位性、優れているところを全面に出して、情報発信を行っていく」

山口県と広島県は観光のほかフグやカキの海外展開など、協力出来る部分は一緒に進めたいとしました。

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