先月、能登半島地震の被災地で交通整理や防犯指導などにあたった県警の隊員らがきのう(5日)、現地での活動を報告しました。
報告会を開いたのは、『広域緊急援助隊』の交通部隊と『特別生活安全部隊』の隊員です。
いずれの部隊も先月中旬ごろから被災地石川県に派遣され、これまで15人が現地で活動しました。
このうち特別生活安全部隊の隊員が防犯指導にあたったのは、高齢者が多く、家が全壊するなどの大きな被害を受けた能登町の避難所でした。
(県警・特別生活安全部隊 岡田貴美子巡査長)
「不安から来る思いで涙される方を目の前に、かける言葉はなかなか思いつかなかったが『生きていてよかった』と伝えて手を握って、背中をさすった」
隊員らの多くははじめての被災地派遣でしたが、「今回の経験を生かし、県内で災害が起こった際に役立てたい」と話していました。
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