下関市豊北町にある豊北病院が今月初めから外来の診療を取りやめていることがわかりました。
入院患者の転院も進めていて、閉院する方向で調整が進められているとみられています。
関係者によりますと下関市豊北町粟野にある豊北病院では、今月2日から、外来の診療を行っていないという事です。
利用者には、すでに連絡をしていてきょうも診療は行われていませんでした。
また、入院患者についても市の協力を受けながら新たな受け入れ先を探し、転院を進めています。
豊北病院を巡っては、複数の取引先への支払いの滞納があり、看護師らに対しても去年12月、そして、先月の給与が支払われていないという事です。
また近年は、外来の患者も減っていて、診療の取りやめも資金難によるものとみられています。
地元では、豊北病院が閉院するのではないかとの不安の声も上がっています。
山口放送の取材に対し、病院側は、「入院患者の転院を終えた後に閉院の方向と聞いているが担当者がいないので詳しいことは話せない」としています。
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