国の重要無形民俗文化財にも指定されている阿月神明祭が11日、柳井市で開かれました。
柳井市の阿月地区に380年前から伝わる「阿月神明祭」。
この祭りは、「とんど」と軍神祭を融合した祭事と言われていて無病息災や豊作を祈願、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
祭りでは新撰組や赤穂浪士の衣装に身を包んだ地元の人たちが東西に分かれて浜辺に建てたご神体=シンメイを囲み、踊りを奉納します。
踊りの後、ご神体に火がつけられ…シンメイが倒れると近くにいた人たちが駆け寄り飾りを拾います。
この飾りにはご利益があるとされていて持ち帰った後、家で祀られるということです。
訪れた人は「(飾り)とれました紫しか取れませんでした」「綺麗でした」
「素敵な伝統だと思ったので来年からも来たいです」
「(火は)ちょっと怖かったです」
阿月神明祭顕彰会若山享会長「地区の住民はみんなこの祭りが好きで日本一の祭りとそういう思いでやっております」「(ことしも)もう最高にできが良かったですね」
ご神体は二つとも無事に燃え、訪れた人たちは火に当たりながら五穀豊穣や無病息災を願っていました。
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