生活保護費を不正に支出しだまし取ったとして宇部警察署は19日、宇部市の元職員の男を詐欺などの疑いで再逮捕しました。
詐欺や有印私文書偽造などの疑いで再逮捕されたのは山陽小野田市の無職の26歳の男です。
宇部警察署によりますと宇部市役所の生活支援課に勤務していた男は担当していた生活保護受給者が受給資格を失ったにも関わらず手続きをとらず、去年5月から8月までの間に4回にわたり生活保護費の支出関係書類を偽造し、あわせて37万4316円をだましとった疑いが持たれています。
警察の調べに対し、男は一連の犯行は認めているものの「最初の2回はミスでだまし取るつもりはなかった」 と容疑を一部否認しています。
男は生活保護費の返還金あわせて56万円を横領した疑いで先月30日に逮捕されています。
警察は、この他にも8件の横領の疑いがあるとみて捜査を進めています。