周南市の総合科学メーカー・トクヤマは今後、電気自動車や風力発電での利用が期待される窒化ケイ素を使ったベアリングボールの開発拠点を柳井市に開設することになりました。
きょうは柳井市役所で調印式が行われトクヤマの横田浩社長と柳井市の井原健太郎市長が進出協定書に調印しました。
ベアリングボールは、車輪やモーターが回転するとき摩擦力を軽減しスムーズにまわすために重要な部品です。
スチール製が一般的ですがトクヤマでは強度や絶縁性の高い窒化ケイ素を使ったベアリングボールの商品化に取り組んでいて柳井市の先進技術事業化センターで去年12月から開発を進めています。
窒化ケイ素製のベアリングボールは、今後、電気自動車や風力発電での利用が期待されています。
(トクヤマ 横田浩社長)
「大型の風力発電の回転に使われるような軸が非常に大きなエネルギーがかかるこういったものにはこのベアリングボールが非常に有効グリーン社会に貢献できる品物ではないか」
トクヤマでは今年末までにサンプルを出荷し、来年後半には量産化を目指しています。
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