JR山陽線と宇部線で銅製のケーブルが相次いで盗まれた事件で、山口県警宇部警察署は20日、このうちの1つの事件に関与したとして27歳の会社役員の男を窃盗の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは宇部市若松町の会社役員の男(27)です。
この事件は、山口県内のJR山陽線と宇部線の線路で、「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブルの束が無くなっているのが見つかったものです。
今月7日以降、同様の被害は相次いで確認されていて計5つの区間の220か所で、約450本がなくなっているのが確認されています。
容疑者の男は先月25日から今月8日までの間にJR山陽線厚東駅から1.3キロ東の線路からレールボンド32本(時価33万6000円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
警察は認否について、共犯事件の可能性を視野にしているとして、明らかにしていません。
警察は今後、男から事情を聞くなどして、詳しい犯行の経緯について調べを進める方針です。