きょう20日(火)は、気温分布に大きな特徴がみられました。
午後2時の様子で見ると、防府では20度を超えるなど、瀬戸内側では、かなり暖かい状態が続いていたのですが、日本海側は13度前後、と空気の冷たさが増してきました。
これは、きのう19日(月)に天気を大きく崩した前線が南に下がり、北の冷たい空気が徐々に南に下がってきたためで、今週、このあとも、北の冷たい空気は、じわりじわり、南に下がっていく見通しです。
また、前線は今、東シナ海方面で活動が活発になりはじめていて、あす21日(水)にかけて少し北上し、県内に近づく見通しです。
県内は再び天気が大きく崩れ、今夜は広く雨が降ったり止んだりに。あす21日(水)朝は一時雨の止み間がありますが、午後は少々激しい雨の所もあり、再び雨量がまとまってきそうです。
また、北東の冷たい風が吹き、気温の上昇が一段と鈍くなり、雨傘を持つ手も、徐々にかじかむようになってきそうです。海上では、日本海側で波の高さ4メートル、と時化模様にもなってくる予想で、船舶など十分な注意が必要です。
22日(木)、そして23日(金・祝)と、雨の降る時間は徐々に少なくはなりますが、気まぐれな雨に備えて雨傘は手放せない天気が続きそうです。また、引き続き北東の風が吹き込むことで、じわじわ冬の寒さが戻っていき、しばらくは連日、最高気温で11~12度止まり。冬の装いが必須の日々が続くでしょう。なお、金曜日から始まる3連休は、日曜日にも前線や低気圧の影響で一時雨の可能性があります。
ガツンとくる寒さではありませんが、じわじわ体に堪えてくる寒さが続くことを踏まえ、体調管理には十分お気をつけください。寒さをもたらす冷たい風に対しても、風を通しにくい服装の心がけなど、シッカリ備えをお願いします。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)