きょう22日(木)は、県内に度々まとまった雨を降らせた前線は少し南に離れましたが、前線の北側に小さな低気圧が残ったことで、日中もなかなか雲が取れず、夕方から再び弱い雨雲が流れ込み始めています。
また、冷たい空気を持つ高気圧が北から張り出してきたことで、日中は気温が横ばい~下降傾向となり、ジワジワと寒さが厳しさを増してきました。
23日(金・祝)から3連休、という方も多いと思いますが、この連休中も、今ひとつ空模様がシャキッとしません。
連休初日、祝日の金曜日は、あまり状況は変わらず、引き続き雲の多い空模様。また、北の高気圧から冷たく湿った北東の風が吹き込み続けることで、日本海側ほど少しにわか雨の心配があるほか、ジワジワ体に堪える寒さも続きそうです。
土曜日になると、湿った北東の風は弱まって、雲は多めながら午前中心に、多少日ざしも期待できそうです。ただし2月らしい寒さは続く、とみています。
日曜日にかけては、日本の南を低気圧が通過することでまた雲が多くなり、わずかながら、にわか雨、山間部ほど、にわか雪もあるかもしれません。
連休中も、体にジワジワ染みこむような寒さが続きます。体調管理などには十分気をつけて過ごしましょう。
また、県内は先日の春一番が吹いた頃から一気にスギ花粉の飛散量が増えてきています。雨が降らなければすかさず多く飛びやすい、という状況になっている模様です。
3連休も、そして来週にかけても、花粉症の症状を引き起こすには十分な量が飛ぶおそれがあります。
例年は3月初め頃となるスギ花粉の飛散ピークの時期が、少し早めとなっている可能性もあります。3連休は、寒さ対策とともにスギ花粉対策も入念に行っていきましょう。
あす23日(金・祝)の各地の時間毎の天気です。
午前は日本海側を中心に、度々弱い雨が降る所が多くなりそうです。午後はおおむね曇り空ですが、日本海側ほど引き続き、細かい雨が残る可能性もあります。また、冷たい北風が吹き続けて、最高気温でも1桁止まりの所も多く、体に染み入る寒さが続きそうです。
日本海側の海上では、引き続き時化模様となるため、船舶など十分ご注意下さい。
土曜日は、午前中心に多少晴れ間がありそうですが、日曜日は再び雲が増え、一部にわか雨の可能性があります。来週前半は晴れ間、後半は再びぐずつく天気、と小刻みな天気変化を繰り返すでしょう。
しばらくは連日、2月らしい、ジワジワ体に堪える寒さで、コートやダウンなど冬物衣料が活躍する日々となりそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)