JR山陽線と宇部線で線路から銅製のケーブルが盗まれているのが相次いで見つかった事件で、宇部警察署はきょう(23日)、この事件の一部に関与したとして宇部市の22歳の男を新たに窃盗の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは宇部市上宇部の自称・自動車修理業の男(22)です。
今月7日以降、県内のJR山陽線と宇部線の線路では、「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブルの束が無くなっているのが相次いで見つかっています。
これまでにあせて5つの区間の220か所でおよそ450本がなくなっているのが確認されています。
男の逮捕容疑は先月25日から今月8日までの間にJR山陽線厚東駅から1.3キロ東の線路からレールボンド32本(時価33万6000円相当)を盗んだというものです。
今月20日には同じ容疑で宇部市の会社役員の男(27)を逮捕していて共犯者の有無などについて調べを進めていました。
警察によりますと、男と会社役員は知人関係だということです。
警察は「まだ共犯者がいることを視野にしている」として男の認否を明らかにしていません。