長門市青海島で唄い継がれている「鯨唄」を下級生の児童に伝える引き継ぎ式が地元の小学校で行われました。
「鯨唄」は、古式捕鯨で栄えた長門市青海島の通地区で、大漁を祝う唄として、およそ400年前から受け継がれています。通小学校では毎年、6年生が卒業前にこの唄を下級生に引き継いでいます。
(記者)「6年生の人?」(児童たち)「はーい」
ことしは、全校児童10人のうち4人が6年生です。式ではまず全員で唄ったあと、下級生だけで練習を重ねた「鯨唄」を披露しました。6年生から受け継いだ伝統はしっかりと引き継がれていました。
(6年 内山悠也さん)「(下級生には)鯨唄の意味を考えながら歌っていってほしい」
(5年 松村美花さん)「6年生の声はそろっていて素敵だと思った。6年生に教わったことをもとにみんなに伝えていきたい」
6年生から引き継いだ児童たちは今後、学校や地域の行事などで「鯨唄」を披露する予定です。
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