今月18日、山口市の山口刑務所で、単独室に収容中の女性被告人が、室内で首を吊っているのが見つかり、その後、死亡しました。
女性被告人が首を吊る際に使った腰ひもは、入所時に引き上げられるべきもので、山口刑務所は原因を調べています。
山口刑務所によると、今月18日午後7時25分ごろ、刑務所の単独室に収容中の50代の女性被告人が、私物のズボンの腰ひもで首を吊っているのを、見回り中の職員が発見しました。
女性被告人は病院に搬送され治療を受けていましたが、おととい(24日)午後9時すぎに死亡しました。
女性被告人は腰ひもを輪にして、トイレの目隠し用のつい立ての接合部分の留めねじに引っ掛け、首を吊っていたということです。
山口刑務所によると、見回りはおよそ20分ごとに行っていて、午後7時前に見回った際に女性被告人は座っているのを確認しています。
一方、今回、使われた腰ひものようなものは、入所時の検査で引き上げるべきものということで、原因について調査を行っています。
山口刑務所の太田一夫所長は「収容者が亡くなったことは誠に遺憾です。再発防止に努めたいと考えております」などとコメントしています。