きょう6日(水)は、日本の東に離れていった低気圧や前線と、大陸の高気圧との間で、県内付近はやや等圧線の間隔が狭くなりました。
このため、日本海からの北東の湿った風が県内に吹き付けやすい状態が続き、なかなか雲が取れない一日でした。
あす7日(木)にかけては、高気圧が少し日本付近へ勢力を広げ、等圧線の間隔も緩やかになることで、湿った北東の風は次第に弱まっていきます。日本海側は、やや雲が多めの天気は続くものの、時々雲の隙間も期待できる明るめの空になり、瀬戸内側では、日差し十分の所が多くなる、と見込んでいます。
朝は冷え込みが強まり、霜が降りる寒さとなる所もあるため、農作物の管理など十分ご注意ください。昼間は、冷たい風が落ち着いてくるぶん、少し寒さが和らいできそうです。
ただ、落ち着いた空模様も束の間…天気の移り変わりは非常に早く、7日(木)夜以降、8日(金)午前にかけては、上空に強い寒気を伴う低気圧が日本海に進んでくることで、一時的に大気の状態が不安定で、局地的ではありますが、急なにわか雨、雷雨の可能性もあります。
そして、この低気圧が東に進むと、等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置で、金曜日の午後から冷たい北風とともに再び寒さが増し、土曜日は最高気温でも1桁止まり、と冬の寒さになってきそうです。
なかなか季節が春本番へとすんなり歩んでいきません。
変わりやすい天気、気温変化にご注意ください。
来週も天気は小刻みな周期変化ですが、気温はじわじわ上昇傾向で、ようやく春本番へと季節が力強く歩みを進めていきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)