高収益を謳う金や原油の架空の取り引きの勧誘を受け宇部市の80代の男性が現金7000万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。
宇部警察署によりますと今年1月宇部市の80代の男性がスマートフォンでネット記事を見ていた際に見つけた「元証券会社社員が投資を勧める」いう広告をきっかけに「投資の勉強会」というSNSグループに参加しました。
その後、元証券会社社員から「アシスタント」を紹介され男性はアシスタントから勧められた金や原油の取り引きの国際取引所を謳うサイトのアカウントを作成します。
アシスタントからは「今、取り引きすれば30%儲かるチャンスがある」などと言われ話を信じた男性は1月25日から先月7日までの間に5回にわたり合計7000万円を指定された口座に振り込みました。
サイトの男性のアカウントには入金の記録が反映され1億円以上の儲けが出ているよう表示がされていたと言うことです。
その後、男性が取引所に「出金したい」と伝えると、取引所から「手数料として利益の15%を払えば出金できる」と伝えられさらに2790万円の現金を要求されたことから詐欺の被害に気づいたということです。
警察は詐欺事件として捜査していて「インターネット上で簡単に投資が出来るという誘いは詐欺の可能性が高い」と注意を呼びかけています。
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