きょう12日(火)の山口県は、朝にかけてのまとまった雨雲が東に抜けた後、日中は少し明るい空が戻った所もありました。
しかし、上空に強い寒気を伴う気圧の谷の接近で、夕方頃になると、九州北部から日本海沿岸部中心に少々活発な雨雲が増えてきています。
今夜～あす13日(水)未明頃にかけては、この雨雲が県内にも流れ込みやすくなり、急な強い雨や雷などの不安定な天気に注意が必要です。
気圧の谷は、あす13日(水)の朝には東に抜けて、その後は次第に大陸の高気圧が西日本へと張り出してきます。
朝には、県内各地ですっかり天気回復。日中はスカッと晴れ渡る所が多くなりそうです。
朝は少々冷え込みが強まりますが、日中の気温は13～16度くらいの所が多く、北風が落ち着いてくることで、昼間は日ざしの心地良さが感じられそうです。
一方で、晴れれば、まだまだスギ花粉は多く飛びやすい見込みです。
また、ヒノキ花粉の飛散も徐々に始まった模様です。ヒノキ花粉に反応する方も、しっかり対策を心がけましょう。
高気圧は、木曜日～土曜日にかけても緩やかに西日本を覆い続けて、穏やかな天気がしばらく続くとともに、日に日に昼間は気温が上昇。
土曜日には最高気温が20度に届くなど、一気に4月中旬並みの暖かさになっていきそうです。
すでに県内では、ソメイヨシノのつぼみに緑色が見え始めた、という報告を頂くようになってきました。
つぼみに緑が広がり始めると、今後の気温経過にもよりますが、あと大体2週間前後で開花する、という大まかな目安があります。
この先の今週後半の暖かさで、つぼみはさらに、目を見張るほどの変化を見せていくのでは、と思われます。
日々、サクラのつぼみの様子に注目していきましょう。
なお、次は日曜日に一時雨が降りそうですが、雨量はさほど多くはならない、と見込んでいます。
ただし、この雨の後、来週は、寒の戻りと呼べるほどではないものの、また少し暖かさが控えめとなる日もありそうです。
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）