へき地医療を担う医師を育成する自治医科大学の新入生と新年度から山口県内のへき地医療を担う卒業生が12日、山口県の村岡知事から激励を受けました。
山口県庁を訪れたのは4月、自治医科大に入学する池本康輔さんと松近祥汰さん。そしておととし自治医科大を卒業し、山口県立総合医療センターで2年間の研修を受けた筒井基晃さんと藪木眞子さんの4人です。
自治医科大は深刻な医師不足に悩むへき地などの医療を確保するため、全国の都道府県が共同で設立した大学で、修学経費は貸与され入学金や授業料はかかりません。
卒業後は出身の都道府県で9年間公立病院などに勤務することで、貸与された修学経費の返還が免除されます。
(来月から美和病院に勤務・藪木眞子さん)「地域の方々にしっかりと寄り添いながら、できることをひとつひとつ精一杯頑張っていきたい。」
村岡知事は「将来、山口県の医療に貢献するという志を大切にして欲しい。」と新入生を激励すると共に、「医療の分野においてもデジタル技術が進んでいる。県としてもサポートしていきたい。」などと話しました。
(池本康輔さん)「患者さんのそばに常に寄り添ってあげられる医師になりたい。」
(松近祥汰さん)「知識を生かして認められるだけでなく 人間として地域の住民の方に認めてもらえる医師になりたい。」
これまでに自治医科大を卒業した山口県出身の医師は96人となっています。
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