ODA・政府開発援助の一環としてトンガ王国に無償で提供されるタグボート・引き船の進水式が13日、下関市の造船所で行われました。
タグボート・引き船は、下関市の小門造船で去年の9月から建造が進められていました。
全長は、およそ37メートル総トン数は、385トンで4500馬力となっています。
進水式では、トンガ王国のマンギシ駐日大使がタグボートを「ファンガ イ リフカ」と命名しました。
ファンガは、サンゴ礁を意味し、りフカは、トンガ王国の島の名前です。
南太平洋のポリネシアに属するトンガ王国は、大小170余りの島による4つの諸島からなる島国です。
食料品や燃料などの大半を輸入に依存し海上輸送されています。
タグボートは、船舶の接岸や曳航、それに、船舶を適切な航路に誘導する際などに必要となります。
(トンガ王国 マンギシ駐日大使)
「大きさにとても圧倒されました海がとても浅いので船の入港を導くのにタグボートが必要です船での輸送が増えタグボートが活躍すればトンガの経済・人々の生活がより一層よくなるでしょう」
タグボートは、これから内装工事などを行って今年6月に完成する予定です。
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